2015年11月20日金曜日

いわきサンシャイン博覧会



今週は、福島県いわき市へ。

来年度行われる福島県いわき市合併50周年記念の「いわきサンシャイン博覧会」の企画立案に。

斉藤地域再生マネージャーを筆頭に、観光カリスマの井上さんや、jica専門家の三好さん、6次産業化の植松さん、大三島の鍋島くんと参戦。

「観光は、まちづくりの結晶だ」by観光カリスマ井上氏





これを機に田人地域で地域の方と何か仕掛けをしていけたら、と思っています。
いわき市観光ビューロのみなさんと。




期間中、フラガールがいるハワイアンズへ行きました。

こちらも50周年。盛り上がり感ぱない。










2015年10月7日水曜日

生活綴方教育ー東井義雄ー



いや、もー秋です。とても気持ちのよい季節になりました。
梶並に帰れば満点の星空であるし、


岡山市に帰れば高い清々しい空。美しい。



今日は、林野高校で1日授業でした。2年生と3年生の5コマを担当しています。

目指すのは、地域のみまさか的エリート(リーダー)人材の育成です。

みまさか学1と2があり、

1では企画プレゼンテーション力、2では実践を重視しています。

地域という場と高校生をどうつなげるか、というテーマと

地域の課題を活用して、高校生の実践的学びとスキルをどう深めていくのかというテーマ、

逆に地域は、高校をどう活用できるか、担い手を育成できるかというテーマ。

これらが交差したところにこの授業があります。

全国的に進められている高校魅力化に刺激されて始まりました。

高校魅力化、日本代表の隠岐島前高校がこちら「地域活性化を担う高校づくり」
http://miryokuka.dozen.ed.jp






ここ数日、教育界の人間国宝と呼ばれる東井義雄という日本の教育者の本を数冊読んでいます。

東井先生は、兵庫県豊岡出身。

日本独自の教育方法である生活綴方教育をはじめ、教育実践者。

「村を育てる学力」や「根を養えば木は自ずから育つ」などの著作があり、学校教育でも田舎をすてる教育をしてきた、ということを1960年代から言っておられます。

実は私、大学の頃に教職を目指していたこともあり(大学院中退の為あと3単位で免許とれなかった)、教育学を学んだだけに生活綴方教育という言葉、久しぶりに聞きました。

昭和恐慌の時に、農村経済が打撃を受け、農村が疲弊する中で、教育には農村の生活の健全化、農村改造の役割が求められ、教師たちは、「生活をありのままに綴る」という綴方実践を通して、子どもに自己の生活を直視させ、現実の課題に真正面から立ち向かっていく姿勢を育てようとしたようです。

岡山県では、西粟倉村・高梁市の尋常小学校には熱心な生活綴方教師がいてかなりすすんでいました。

身近なところから学びに繋げれる点で、とてもいい教育方法ではないかと思いましたが、現代には現代のやり方が・・・やはり、課題解決力・創造力・プレゼン力がポイントかしら。

書きつつ眠くなってしまいました。。。ねます




















2015年10月4日日曜日

久米南みろくファーム研修


稲刈りがようやく終わりました。今年で5年目。まだまだ新米です。

最近、とても月が綺麗です。



さて、

今年度、春から秋にかけて棚田百選の棚田がある久米南町の上籾地区へ出入りをしています。上籾棚田みろくファームの研修事業のお手伝いをさせていただきました。

パソナ岡山の隈河様はじめ協議会の皆様に繋いでいただき、企業の新人研修を「叱りの達人」河村晴美先生とともに担当。私は、農業研修と夜の部である星空ワークショップを担当。

http://heartpro-kawamura.jp

私は、上籾地域からみる中山間集落への国の取り組みと流れ、

広い視点にたって、地域で価値創造と生産性の向上をしていくこと

条件不利地域にこそチャンスがある、ということをお伝えしました。






河村先生の講義はとても刺激的で、会社員としての心構えや基本を。

私自身も勉強させていただきました。




学びのあるとてもいい機会をいただきました。

協議会の方、地域の方にもよくしていただきました。ありがとうございました!


この事業は農水省の都市農村共生・対流総合対策交付金事業で運用されています。

ソフト中心の交付金で、事務局員の人件費もでます(集落連携上限800万/年・人材活用250万/年・施設整備上限2000万・広域ネットワークづくり定額)

岡山県では、平成25年以降、例えば以下のところが採択されています。

西粟倉村の森の学校・久米南町のまちづくり協議会・赤磐市の是里・新庄村の森林セラピー協議会・美咲町のおおはが地域協議会・津山市にエコビレッジ阿波・早島町の早島農業体験協議会・美作市の粟井むらづくり協議会、英田上山棚田団。

採択されると多様な主体でつくる連合体(協議会)に対して、この交付金が出るのですが、地域には様々な方がおられて同じ方向を向くのはなかなか難しい。

他地域の事例をみるに、数ある意見の中でも身を切りコミットする人たちを中心に事業や体制の組み立てができるかどうかがポイントで、交付金の性格や地域のしがらみで、それができにくかったりするジレンマもあるかと思います。

行政の事業をどう生かしていけるか、私も各省庁の事業やテーマに沿った法律を学び、活用していく立場にある者としてさらに勉強をしていきたいと思っています。


なんにせよ、研修を受けた若者が学んだことを活かして、将来的に、企業人として地方での生産性の向上、価値創造に貢献してくれたらいいなと思っています。

今後の上籾地域、面白くなりそうです!














2015年9月5日土曜日

地域おこし協力隊について。


今日はなぜか1日、頭がボーっとしていてパっとしませんでした。

こういう日もあります。

日経新聞の第一面に名前がのり、朝からたくさんのお電話、ご連絡いただきました。

日経の波及力すごいですね。ちょっと気恥ずかしい。



2011年に地域おこし協力隊になり、卒業してから1年半。

これまで地域おこし協力隊の運用について多くの方と意見交換させていただきました。

最近、木下斉氏が協力隊について言及されたので、

今日はOBの立場から書いてみようと思います。



地域おこし協力隊とは、地方において地域外の人材を地域に定着させることで

都市のニーズに応えながら、地域の力を上げていく事業。

総務省の事業で特別交付税から給与と事業費がでます(3年間)。


僕が入った当初は全国で200人弱でしたが、現在は1500人以上。

岡山県では現在、74名にのぼります(いつの間に!)。

今や、地域おこし協力隊の「成功」事例「失敗」事例も多くなり、

ネットで検索すれば、沢山参考になる資料がでてきます(以下は「失敗」関係)。






それらの失敗事例を踏まえ、地域サポート人ネットワークや地域系のシンクタンクが

運用に関するチェックリストを作ったり、研修を行っていますが、

なかなか普及していません(自治体の方、必ず使ってください)



地域と行政と協力隊3者のビジョンの整合が取れていないとか、

地域側が協力隊の意義について理解できていないとか、

地域の手伝いばかりになって卒業後はいれなくなるとか、

活動経費がまったく使えないとか、

未だにわかっているのに解決できない課題が沢山あるのです。

細かいことはあげるとキリがないので、他の方のブログ等にゆずりますが、

協力隊は導入段階で8割成否が決まるといっても過言ではないと思います。

協力隊の運用については自治体の裁量が大きいですが、自治体が運用する段階で

ひずみができ、その穴を個人の能力でうめなければならない(ところもある)。

ゆえに、地域おこし協力隊というのは生半可の覚悟ではできない、

というふうに思っています(少し厳しいですが、ぼくも何度かたおれた経験から。)

導入時期に、誰がこの事業に責任をもつのか、はっきりさせることが重要かと思います。

協力隊個人なのか、地元企業なのか、行政なのか、地域の団体なのか。

そこから考えて、責任ある主体がビジョンを示して3年間の動きを考えたらいいと思います。

行政の事業で税金を使う都合上、難しいこともあるようですが、そこを乗り越えうまく

活用している自治体もあります。

美作市の場合は、責任の所在は「協力隊個人」だと理解していました。

そして、幸運なことに、地域にちゃんとUターンのメンターと受け入れ団体があり、

行政との意思疎通もできていた(感謝!)

課題はありますが、たまたま恵まれたんだと思います。

協力隊に必要な支援は地域内からの支援がとても重要です。

特にUターンで都市の感覚もわかる方が地域内におられたらベスト。

地域と行政で協力隊を守っていくくらいのサポート体制が必要です。

移住と起業という普通に難しいことを2つも兼ねるのでそれくらいは必要です。




総務省から自治体経由で協力隊への起業支援事業などもでてきております。

卒業生は、起業はもちろん、地域事業所への就職・移住関係のコーディネーター、

観光事業所、森林組合の職員、大学職員などになっている事例があります。

今後、地域おこし協力隊卒業後の活躍の場は教育や福祉、観光等の他分野で

広がっていくと思います。

例えば、文科省の地域人材の育成を掲げる知の拠点事業や、

厚労省の介護保険制度改正による生活支援コーディネーター、

農水省のグリーンツーリズム関連の事業等、

協力隊のキャリアを生かせる事業は多くあります(むしろ使わない手はない)

行政の縦割り、地域の縦割りを超えていけるのが協力隊卒業生であります。

(行政の方、ぜひ彼らの存在を頭に入れておいてもらえたら。必ず力になります)

協力隊卒業生の他分野での活用から、

未来の日本を支えていく種になる事業がうまれてくるかもしれません。

私は、OBとしてなすべきことも多くあると感じています。分野横断的な事業をやりつつ、

私が動く範囲で協力隊のサポートや自治体へのアドバイスをさせてもらっています。



協力隊事業は課題も多い事業ですが、

僕は、税金を使って若者に地域で挑戦できる機会を提供し、

自治体と地域住民に地域を元気にする起爆剤を与えたという点で

基本的に非常に素晴らしい事業だと思っています。

この事業で培われた地域での経験や成果が、未来の日本の礎になる。

そう思って活動している同志も多くいるところに希望があるし、

僕自身もこの事業を通して成長させてもらったなと思っています。

ありがとうございます。少し、懐かしみながら書きました。

書きたいことは山ほどありますが、今日はこのくらいで。

あ、

11月21日に東京で岡山県内市町村の地域おこし協力隊の合同説明会があり、

卒業生代表でしゃべるのできてね。また案内します。




















2015年9月1日火曜日

自己紹介と履歴


プロフィールと履歴です。
備忘録として書きますが随時更新します。(思いだしながら書いているので抜けているのがあるかも)







藤井裕也(フジイヒロヤ)
1986年生まれ。岡山一宮高校卒。高校から大学にかけて、沖垣達氏率いる国際塾と松畑煕一氏が率いる連塾にて地域創生と国際社会について学んだ大学時代に国際協力団体「たわし」を設立。「平成のシュバツァー」と呼ばれる垣見一雅氏を慕いネパール農村へ学生を4年間派遣。マガル族が住むベソルガ村で学校づくりを行う。大学在学中に、受験のような就職活動に怒りを感じ恩師、柏原拓史の声かけで若者と社会人の出会う場を作る「だっぴ」を仲間とともに企画実施(その後法人となる)。この間に立ち上げた学生カフェが見事にぽしゃり、岡山大学大学院に進学するものの諸事情により中退。その後、東北の大震災の影響もあり、岡山県美作市地域おこしとして上山地区での棚田再生に携わる。2012年4月よりの北端、人口700人の美作市梶並集落に移住し地域づくりに取り組み地域住民と協力して移住者を増やした。その後、移住したメンバで地域人材の育成と還流・地域課題の解決を目指す組織、山村エンタプライズを立。地域人材の育成プログラムの企画運営・農山村での不登校ひきこもり支援・林野高校での授業プロデュースなどを手がけてきた。2015年より岡山県の地方総合戦略策定委員になったのを皮切りに、総務省地域再生マネージャーの斉藤俊幸氏に学びつつ地域づくりアドバイザーとしての活動も開始。

NPO法人山村エンタープライズ代表理事/NPO法人〜だっぴ〜副代表理事/みんなの集落研究所執行役員/地域サポート人アドバイザー/岡山県地域総合戦略策定委員/鳥取大学非常勤講師/地域創生学研究所連塾1期生/国際塾1期生
山村エンタープライズ http://sanson.asia
山村シェアハウスhttp://sanson-share-house.com/
だっぴ http://dappi-okayama.com

◆受賞歴
2013/1/24
第1回美作地域コミュニティビジネスプランコンテスト 事業化部門 最優秀賞受賞
2015/10/27
美作県民局「生き生き岡山推進賞」受賞

◆講演・研修歴
2016/5/18   林病院で人おこしの話をしました。
2016/5/18 岡山市市民のつどいイベントに出演しました。
2016/2/20    豊田市車座トークで事例紹介を行いました。
2016/3/12 岡山市建部の障害者施設で人おこしの紹介をしました。
2016/1/23 asagolaboでゲストスピーカーで話をしました。
2016/1/16 全国移住定住フェアで登壇しました。
2016/1/10 井笠カレッジで塾生向けに研修しました。
2015/12/22 滋賀県高島市で移住定住促進勉強会で研修を担当しました。
2015/11/28    地域おこし協力隊全国サミットにてOB代表で登壇しました。
2015/11/21 岡山県下地域おこし協力隊合同募集説明会にてOB代表で事例発表しました。
2015/11/12  中国学園大学「吉備学」で講義をしました。
2015/10/25 「地域包括わくわくフォーラム」で講演しました。
2015/10/14 和気閑谷高校で林野高校での事例を紹介しました。
2015/10/12 神石高原町で開催された「なる前セミナー」にセミナーで講演しました。
2015/6/15 国家公務員新人研修で事例紹介をしました。
2015/6/14    岡山県生涯学習課主催の地域づくり研修で講演しました。
2015/6/12  岡山市立津島小学校の創立記念式で記念講演をしました。
2015/6/10 津山高校でキャリア教育の一環で講演しました。
2015/5/28 千葉県山武市職員向けに事例紹介をしました。
2015/5/10 津山東高校でだっぴ副代表として講演しました。
2015/3/10  福知山中学校でキャリア教育の一環で講演しました。
2015/2/6   大阪Aワーク創造館で職員向けに講演
2015/1/5  岡山市立伊島小学校の創立記念式で記念講演しました。
2014/11/3  鹿児島県地域おこし協力隊自治体向け研修で講演
2014/5/26-27  滋賀県で行われた初任者向け全国地域おこし協力隊研修で行政担当者、活性化推進委員会会長と共に講演
2014/3/16  美作国1300年記念事業「みまさかの宝を掘り起こせ!」シンポジウムにパネリストとして出演。
2013/11/9  愛媛県地域おこし協力隊交流研修会で取組みを紹介
     http://www.ecpr.or.jp/blog/愛媛県地域おこし協力隊交流研修会in大三島/
2013/11/8  広島県町村会主催の広島県地域振興対策協議会担当者研修会で講演。
2013/07/20   岡山県小学校教育研究会津山苫田支部の研修会で取り組みの紹介をしました。
2013/07/06  大阪府南島にて山村ワーキングホリデーの紹介をしました。
2013/06/18      岡山県主催の岡山元気集落意見交換会にて、山村シェアハウスの取り組みを講演しました。
2013/06/08         Dreamix(株)主催の「若者の夢騒ぎ」で活動紹介をしました。
2013/05/26         国連世界基金の國井氏を迎えて、ユニセフ岡山主催のユニセフフォーラムでパネラーとして出演
2013/03/05         美咲町商工会主催の研修会で講演しました。
2013/02/11         岡山理科大学同窓会にて記念講演として活動の紹介をしました。
2012/05/26         「ココロエの心得展」で活動紹介をしました。
2012/02/27         真庭市で地域おこし協力隊の取り組みを行政と地元住民へ紹介。パネリストで参加しました。

◆地域アドバイザー歴
地域おこし協力隊の導入・介入支援及び計画づくりサポート
介護保険制度の運用実施サポート
まちづくり支援

2015/8月〜 福島県いわき市 いわきサンシャイン博覧会
2015/7月〜   岡山県美作市林野地区 地域づくり活性化研修事業
2015/7月〜 岡山県和気町 地域おこし協力隊/和気閑谷高校/地方総合戦略
2015/6月〜10月 千葉県山武市 地方創生戦略
2015/6月〜10月 岡山県新庄村 地方創生戦略
2015/5月〜9月 岡山県久米南町上籾 久米南みろくファーム企業研修事業
2015/4月〜2016/3月 岡山県 地方総合戦略策定委員




◆メディア掲載履歴
2016/5/11【新聞】G7教育相会議の特集で紹介されました。
2016/5/8【新聞】山陽新聞全県版にみまさか学が掲載されました。
2015/11/5【新聞】山陽新聞に梶並での取り組みが掲載されました。
2015/10/27【テレビ】瀬戸内海放送で紹介されました。
2015/9/10【雑誌】毎日新聞毎日フォーラムに記事が載りました。
        http://mainichi.jp/feature/news/20150909org00m010057000c.html
2015/8/25【テレビ】瀬戸内海放送の「里山ダイアリー」で特集されました。
2015/8/22【新聞】山陽新聞で岡山県地方総合戦略会議の様子が掲載されました。
2015/6/25【テレビ】瀬戸内海放送で特集されました。
2015/6/2【テレビ】Newsゼロの「my generation」で特集されました。
2015/4/23【テレビ】瀬戸内放送で特集されました。
2015/4 【新聞】毎日新聞で人おこしの取り組みが特集されました。
2014/6/15【新聞】山陽新聞に梶並地区の地域おこし協力隊の記事が掲載されました
2014/6/3【雑誌】TURNSで山村シェアハウスが紹介されました
2014/5/11【ラジオ】RSKラジオ「中四国ライブネット」で活動を紹介しました。
2014/4/9【テレビ】NHK広島「ひるまえ直送便」にて民芸新時代のメンバーが紹介されました。
2014/1/18【テレビ】BSフジ「table of dreams〜夢の食卓」で特集番組になりました。
2014/1/1【新聞】中国新聞に活動が紹介されました。
2013/11/06【雑誌】ソトコトで山村シェアハウスの活動が紹介されました。 
         http://www.sotokoto.net/jp/daily_photo/?keyword=山村シェアハウス2013/10/08【テレビ】NHKにて中国地方向けに古民家改修の様子が特集で放送されました
2013/10/07 Webgreens.jpで活動が紹介されました http://greenz.jp/2013/10/03/mimasaka-mlat/
2013/10/4【テレビ】NHK「現場に立つ」で放送山村シェアハウスの活動が放送されました
2013/09/09Web】第5回全国高校生観光甲子園で美作市唯一の高校、林野高校生が考えた「シェアする山村シェアハウス」の観光プランが西宮市市長賞を受賞しました。
http://www.kobeshukugawa.ac.jp/kanko-koshien/
2013/9/5【テレビ】RSK 「スーパーJチャンネル」内での特集で山村ワーキングホリデーの様子が放送されました
2013/8/22【ラジオ】RSKラジオ放送で古民家改修の様子が放送されました
2013/8/18【新聞】新・地域考の特集ページで古民家改修の様子が記事になりました

2013/7/01【雑誌】雑誌「環境」の特集〜持続可能な暮らしに向けて〜にて山村エンタープライズの活動が掲載されました



2015年8月28日金曜日

介護保険制度改正と地域づくり




最近、みんなの集落研究所の阿部さんに随行し、

岡山県北地域の福祉職の方や行政の方々のヒアリングを行っています。

テーマになっているのは介護保険制度改正に伴う高齢者の生活支援サービスの強化。

そして、住民主体の地域づくり。




少し、介護保険をめぐる状況について思うところを書いてみたいと思います(少し長いです)


日本では、世界に類をみないスピードで高齢化が進展(中でも梶並は早い。最先端!)

2025年には団塊の世代が75歳以上になり医療や介護の需要がさらに増加する見込み。

国の予算の中の介護保険の総事業費は2000年は3.6兆円。2014年には10兆円(3倍!)。

核家族化を背景に、世帯主が65歳以上の単独世代・夫婦のみの世帯が増加。

家族で支えてきた高齢者をささえる人がいなくなっている。

つまり、高齢者がひとりになっても、その人を高齢者を地域で支えていく仕組みづくりが求められています。

今回、介護保険制度改正を機会に全国一律のサービスだった「訪問介護」と「通所介護」

が市町村の事業になり、「地域づくり」の枠組みで住民主体の取り組みが求められています。





これから更に地域では高齢者や多様な主体で高齢者を支え合う仕組みが必要なわけですが

これまでの福祉分野の人たちだけではなく他分野の人達も一緒に考える必要があります。

地域と行政それぞれの縦割りを超えていく取り組み。

行政事業に頼ってきた所を自主財源を確保し地域を経営していくような取り組みが必要。

介護事業の協同組合など、新しい考え方を積極的に採用していくべきです。




僕は地域の高齢者サロンのお手伝いをすることもあり、思うことがいくつかあります。

サロンにきている高齢者は、支えられる立場できていますが、

結構元気な人がいる、という事実。最初にサロンを作った人がどのような

高齢者に対する人間観を持っていたかはわかりませんが、あまりポジティブなものでは

ないと感じています。地域で高齢者が地域づくりの主役になる時代。

もっと根本から問い直す必要があると思います。

そして、決して「要支援」「要介護」認定だから能力がないというのでありません。

認定は「権利」。

介護保険制度改正による地域でのサービスは、本当に支援が必要な人に届くべきです。




2015年8月26日水曜日

僕らの受け入れ団体


 梶並地区活性化推進委員会でした。

僕らの梶並でのはじめの受け入れ団体であり、地域の活性化を担う有志の集まり。

月に1回集まりがあり、地域おこし協力隊を卒業した能登&藤井も委員になっています。




地域に協議会があり、よそ者の受け入れ団体がはっきりしているのはとてもありがたい。

「地域」と一言でいっても、どの範囲のことなのか

「地域の声」といっても誰の声なのか、右往左往することが少なくなるからです。

僕らが4年前にここに来た時、声をかけてくれたのはこの団体の会長でした。

Uターン経験のある会長さんは、よき理解者であります。

山村エンタープライズのメンバーも一緒に参加させてもらえるようになりました。

月に1回でも、こういう会があることで情報が共有がされ、

皆の意識が高まっていると思います。

昨日の会には東京農業大学から木村くんが参加してくれました。



高学歴の人が農山村にくる流れてくるケースが最近多いようです。













2015年8月23日日曜日

岡山県地方創生戦略


今日の梶並は快晴。



山村茶屋もオープン。

おにぎりが美味しい。

週に1回している山村アカデミーのプロジェクトミーティングを行った。




昨日は、岡山県地方総合戦略有識者会議。今回で3回目。


戦略なので、総花的にならないこと。

他県と比較した岡山県役割と特色の出し方。

移住者支援のあり方。

地域おこし協力隊卒業後の他分野での活用と研修。

高等教育の魅力化による人口の還流。

虫食い状態になる農地と空き家の課題。





人口がソフトランディングしていく中で生まれてくる課題にどう対応していくのか。

行政としてそれにどう取り組むのか。県の役割は難しい。

国から提示された人口の移動率や出生率などをもとに出した2040年までの人口動態は

リアルになるとは思わないが、マチをどうつくっていくのかの議論の材料にはなる。

地域の人口動態をもとに地域での議論が活発になれば

それはとても意味のあることだと思う。

私は、人口の囲い込み競争に意味があるとはあまり思わない(行政的には課題だが)。

長い歴史の中で、農山村集落は時代の潮流によってできたり、消えたりしており

社会や経済、政治の動きと連動してその数は変化するのが常だ。

時代のパラダイム(枠組み)に合わせてマチを新しいものへ変化させつつ

マチにある普遍的価値や大事にしたいものを磨き守っていくところに、

マチの存続発展がある。と思う。


















2015年8月20日木曜日

福島県いわき市8月後半戦



先日から福島県いわき市に入りました。

いわき市は合併50周年記念でサンシャイン博覧会を来年度開く予定。

この、博覧会を地域づくりに生かしてもらおうということで、

各地域のヒアリング、協議を行っています。





いわき市ビューロの皆さんと、


今回は斉藤マネージャー、大三島の鍋島くん、JICA専門家の三好さん、

そして観光カリスマの井上さんが一緒です。


全部で10数地区あり、それぞれの地域に出向き聞き取りを行うことで、

地域課題や地域資源を外部の視点から発掘評価し、もてる知見から提案を出す。

地域が主体的に取り組めるように一緒に考える。





今ご一緒させていただいている諸先輩方の仕事のスタイルはそれぞれ。

学びつつ、自分なりのスタイルを確立していきたいと思っています。

原発が近いいわき市。放射線測定器を街中でみかけますが、

数値は気にならない程度です。




風評被害の影響は大変大きい。

その中でいわきの野菜を食べてもらう活動をしている

戦う料理人、料理マスターズの萩さんともお会いしました。

http://www.hagi-france.com/chef.html




今日は一足先に岡山に戻ります。






2015年8月15日土曜日

現場レクチャー@宇野農園


山村アカデミーを初めて4ヶ月目。

プログラムを見直しを始めた。

田舎で自立してがんばってこられている方々のもとで学ぶ

現場プログラムを新たにいれることになった。

田舎で広く学べる、そういうフィールドを岡山の県北域で広げていく予定だ。

今回は宇野農園へ。






宇野さんは、6反の田畠で農業経営をされてきた。

山の落ち葉使い、「土作り」を大切にされてきた。

経営感覚、少量多品種、ブランド戦略。

量より質を大切にされてきた農家では美作で一番ではないかと僕は思う。


「情報は現代の通過である」

どの業種もそうだが、ネットもフル活用して情報を集め、戦略を作る

70歳をこえているとは思えない





野菜の土作りを通して、野菜の糖度があがり

宇野さんのつくる野菜は尋常ではなく美味しい。オクラは生でもとても甘い。

皆にたべてもらいたい